余命10年はどこまで実話?映画の病名は作者と同じなのか原作のあらすじから調査!


小坂流加さん原作の「余命10年」の映画が2022年3月4日に公開されました!

「余命10年」の主人公、高林茉莉が患う難病は、亡くなられた作者の小坂流加さんが実際に患った病気という設定だそうで、号泣必至です。

この小説は実話に基づいているのか?どこまで実体験を反映しているのか?気になりますよね?

「余命10年はどこまで実話?映画の病名は作者と同じなのか原作のあらすじから調査!」と題して調査していきたいと思います。

 

「余命10年」主人公茉莉の病名は作者小坂流加と同じ?

 

 

「余命10年」の原作者、小坂流加さんは原発性肺高血圧症という100万人に2人程度の発症率の難病を患い38歳という若さで他界されています。

 

原発性肺高血圧症の症状とは?

原発性肺高血圧症とは、肺動脈の血圧が高くなる病気です。

肺高血圧になると右心室に負担がかかることで、血行動態(心臓が送り出す血液の量とその流れ方)のバランスが崩れ、息切れや全身のむくみ・黄疸などの症状が現れます。

治療しないケースの予後は悪く、最悪、発症から数年以内に亡くなることもあります。

原因は明らかになっておらず、難病指定を受けています。

20代〜40歳代までの女性に多くみられます。

引用:Medical Note

 

症状を見る限りかなりつらい病気のようですね。

原作者の小坂流加さんはこの病気と闘いながら「余命10年」の小説を書きあげてすぐにお亡くなりになられたそうです。

だからこそ小坂流加さんにしか書けないリアリティのある小説になっているんですね。

 

残念ながら現代の医学をもってしてもこの病気は原因不明のため治療法も確立されていません。

 

「余命10年」どこまでが実話なのか原作のあらすじから調査!

 

 

 

「余命10年」小説のあらすじ(ネタバレ注意)

高林茉莉は、20歳の夏に突然の発症で入院し、国の難病に指定されている遺伝性の肺の病であることを告げられ、その病気の患者で10年以上生きた人はいないことを知る。

度重なる発作に苦しめられ、手術も受けたが体に目立つ傷痕を残しただけで病状は改善しなかった。

21歳の誕生日は朦朧とする意識の中で迎え、短大は中退している。

それでも、22歳の春になって、ようやく自宅療養が許され茉莉は退院となった。

少しずつ外を散歩したりして体が慣れ始め、茉莉は中学校からの親友・藤崎沙苗に誘われて秋葉原でのコスプレイベントに参加する。

元々アニメを観たり、漫画を描くことが大好きだった茉莉はイベントでコスプレしたり、早苗の同人誌に自分の漫画を載せてもらったりすることに夢中になっていき、その次の年の春には自分で同人誌を描き上げてもいる。

茉莉が25歳の桜の頃、姉の桔梗鈴丘聡と結婚し、聡の仕事の都合で二人で群馬の地元に引っ越していく。

茉莉は桔梗の家に遊びに行った時に、気まずいことがあって疎遠になっていた小学校時代の親友・新谷美幸を思い切って訪ねる。

そして、美幸に誘われて小学校の同窓会に参加した茉莉は、東京でアパレル系のOLをしていると皆には嘘をついてしまう。

同窓会では、茉莉が初恋の相手だったという真部和人と再会する

和人から想いを伝えられ2人は親密になり、もう恋はしないと決めていた茉莉も次第に和人を愛するようになっていく。

27歳の誕生日、和人と初めて1泊でデートをした茉莉は、帰りに倒れてしまい、入院することになる。

病院で茉莉の父親と初めて顔を合わせた和人は、父親の口から茉莉の病気のことを初めて聞かされる。

3週間後、退院した茉莉は和人の家を訪れ、これまで隠してきた病気や余命のことを和人に明かした。

それでも和人は結婚を申し出るが、茉莉は自分は必ず死に至る難病であと少ししか時間が残されていないことを告げ、和人に今までのことを感謝しながら、もらった指輪を返している。

1週間後、茉莉の家を訪ねてきた和人が、最後の3年間を茉莉と一緒に過ごしたいと再度結婚を申し込むが、茉莉は和人に「これからも続く自分の人生をちゃんと生きて! 自分で選んだ茶道を捨てないで! もう逃げないって約束したでしょう」と断ってしまう。

和人と別れてから、茉莉は必死で漫画を描き続けた。

何かを生み残したいというように。

そのうちの一つが出版社の目に留まり雑誌で3回の連載を持ち、単行本も刊行している

そして、結婚が決まった沙苗のために想いを込めて、純白のウエディングドレスを縫い上げる。

その後、発作を起こして再度の入院をした茉莉は、病棟からも離れたCCUの一室で、儚く舞い落ちる雪を見ている。

薬の効果よりも病気の悪化が早まっており、体の機能が少しずつ奪われていく。

そんな時、茉莉は桔梗が妊娠し、甥か姪ができることを知らされる。

新しい家族が増え、叔母となってその子と繋がっていられることがとても嬉しく感じられた。

けれども、茉莉は桔梗の子とは会えることなく、和人への想いを抱いたまま、天国に旅立ってしまう。

茉莉の通夜。

群馬から駆けつけた美幸や美弥たち短大時代の友人の涙の中、沙苗が和人に気付いて茉莉の棺まで案内する。

棺の中の茉莉は沙苗の作った純白のドレスを身に付け、茉莉花に囲まれて眠っているように見えた。

和人は茉莉のおかげで再び茶道に向き合うようになり、家元を継ぐ立場になったと伝え、茉莉と巡り会えて幸せだったと嗚咽しながら茉莉に口づけし、別れを告げる。

 

この難病を告げられたらまず「何で私が?何か悪いことした?」って誰もが思ってしまうのでは無いでしょうか?

犯罪を犯しても健康な人はいくらでもいるのに、立派に生きている人がこういう病気になると大変悲しくなりますが、原作者の小坂流加さんはこの病気を通して命の大切さと生きていることの意味を本にして伝えたかったのかもしれません。

 

「余命10年」は実話?

「余命10年」の主人公、高林茉莉は小坂流加さんと同じ肺動脈性肺高血圧症を20歳で発症してしまいます。

小坂流加さんが患っていた病気は原発性肺高血圧症ですが、同じ病気の名称で以前はこう呼ばれていたそうです。

小説のストーリーは、小坂流加さん自身の体験がどの程度反映されているかは定かではありません。

ただ、主人公に自分を重ねて書き上げた小説であることは間違いなさそうです。

それだけに説得力があり、リアリティがあり、たくさんの読者を感動させることができるストーリーになっていると感じます。

引き続き更新していきたいと思います。

 

小坂流加さんプロフィール

生年月日:1978年7月4日

亡くなられた日:2017年2月27日(38歳)

出身地:静岡県三島市

4人姉妹の末っ子。

元々小説を書くのが好きで、大学卒業後に原発性肺高血圧症を患うも書き続けた「余命10年」を文芸社に持って行ったところ書籍化が決定した。

2022年2月現在の発行部数は65万部を超えていますが、大変残念ながら本人は文庫版が出版される前に他界されています。

 

小坂流加さんの遺作「生きてさえいれば」もこの機会に是非お読みください!


 

まとめ

「余命10年」は主人公の高林茉莉の病気は原作者小坂流加さんと同じ肺動脈性肺高血圧症を患い、亡くなるまでの切なすぎるストーリーでした。

小坂流加さんはこの小説の編集を終えて、文庫版が発売される前に亡くなられています。

この小説を書き上げて世に出すまでは絶対に生きてやるという強い思いが伝わってきますね。

仕事やプライベートで悩みが絶えない人がほとんどかと思いますが、この小説を読むことで切なさは残りますが、勇気をもらえるような気がします。

 

映画「余命10年」の相関図やキャスト一覧がご覧になりたい方は下記を是非ご参照ください!

「余命10年の相関図とキャスト一覧を紹介!山田裕貴の役どころは富田タケル?」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。