奈良県平群櫟原(いちはら)のメガソーラー完成予想図です。
かなりの面積の森林を伐採していることが想像できますので、これによる今後の環境破壊は避けられない状況です。
これでは、平群町住民の方々の不安は今だけでなくずっと続くことになってしまいます。
同じ奈良県民として見逃せない大変なことが起きていることを毎週欠かさず見ている2021/3/20放送の「正義のミカタ」で知りました。
いったいどのような大変なことが起きているのか
題して「平群町のメガソーラー建設事業者はペーパー会社?土砂崩れや環境破壊の危険は?」としてメガソーラー建設による様々な問題を取り上げます。
平群町のメガソーラー建設事業者はペーパー会社?
今回問題となっている奈良県平群町のメガソーラーは「協栄ソーラーステーション合同会社」という資本金10万円程度の会社が絡んでいるらしいです。
資本金10万円ならいつでもつぶしてしまえる規模ですよね。
使えなくなった太陽光パネルの廃棄にも莫大な費用がかかるそうですが、廃棄を想定して費用を確保している業者とはとても思えないです。
土砂崩れや環境破壊の危険は?
平群町のようないとてつもない大規模な森林伐採を行えば土砂崩れや環境破壊の危険は高まるに決まってます。
いったい誰がこの責任を取るのか?
8月17日平群町メガソーラー
現地の様子
森林の伐採と土砂崩れの心配
下流には、住宅地が。 pic.twitter.com/Kj9Ft6cttN— 阪口保(奈良県議会議員) (@sakagutit) August 17, 2021
メガソーラー建設の問題を抱える奈良県生駒郡平群町
【朝日新聞デジタル】「古都華パフェ」予約受け付けスタート 平群https://t.co/XbfU3pEqgZ
平群町「道の駅大和路へぐり くまがしステーション」内のレストランで18日から「古都華パフェ(1,980円)」が販売される。完全予約制でフェイスブックで予約できる。https://t.co/WzIqI1Le25#奈良
— naka (@nara_naka) January 7, 2021
今回、怪しい業者によるメガソーラー建設で不安な毎日を過ごさざるを得なくなったのは奈良県生駒郡平群町。
自然豊かな地元で採れる野菜や果物は大変美味しく、他県からも道の駅に平群の農作物を求めて買いに来られる方も多くいらっしゃいます。
自然豊かでのどかな町に平和に暮らす住民に、国の後先考えない無策な制度を使って荒稼ぎしようとする悪徳業者の企みが見え隠れします。
メガソーラー建設のため甲子園12個分の森林を伐採?
これに対して、地元住民約1,000人が工事の差し止めを奈良地裁に提訴しています。
近隣住民に相談も無く工事を開始し、お年寄りも多いこの地域では伝送用のケーブルを生活道路に埋め込むため車1台も通れない迂回道路を使うことを強いられそうになっています。
住民に不安を与え、いったい誰がこの工事により利益を得るのか?誰が喜んでいるのか?奈良県に公開してほしいところですが、ほんの一部の利益を貪りたい人のためだけとしか考えられないので即刻中止してもらいたいです。
メガソーラー建設工事にともなう被害(一部)
①48ヘクタール、なんと甲子園球場12個分に相当する広大な森林を伐採するため生態系、環境を破壊します。
②平群の建設予定地は土砂災害警戒区域で、この工事で森林が伐採されることにより土砂災害の恐れが確実に高まります。
③ソーラーパネル5万3,000枚を敷き詰めることによる景観悪化。
その他、熱による火事や健康被害など危険しかないです。
2040年ソーラーパネル廃棄問題
現状設置されているパネルが一斉に寿命を迎え処分場をひっ迫させる。
2040年に廃棄となってしまうソーラーパネルの廃棄量はなんと80万トン!
もし国が対応せざるを得ない事態になった場合、最悪また私たちの税金が使われることになります。
メガソーラーはエコなのか?
大規模な森林を伐採し、廃棄問題もかかえ、天候に左右されるエネルギーなので、いくらこれを増やしたところで原子力発電や火力発電を減らせる訳ではなく、デメリットとしか考えられません。
個人の家に設置する分にはある程度メリットはあるかと思います。
しかもソーラーパネルに使われるポリシリコンは中国のウィグルでの生産が世界の60%を占めます。
その背景としては生産に伴う公害を気にせず、低い労働賃金で強制労働させ安く大量に作れる条件が揃っているからとのことでしたが、中国に利益を与えるだけでなく、中国製のソーラーパネルを使うことで日本の電力を操作される可能性があるとすると恐ろしいですね。
ちなみにポリシリコンを生産する際に火力発電によるかなりのエネルギーを使うらしく、工場からは大量のCO2が排出されているそうです。
結局、大量のCO2を吐き出しながらメガソーラーを作り、建設するためにCO2を吸収してくれる森林を伐採しておいていったいどのへんがエコなのがこのビジネスに関与している人たちに説明してもらいたいものです。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございました。
これは全国的に始まっているようで、いったい国はほんの一部の利益を貪る人たちのために、なんちゃって日本のエネルギー自給率向上、なんちゃって再生可能エネルギーの普及促進という目的のもとに、国民に負担や不安を与えてまでやろうとしたいのか全く理解できません。
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