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萩野公介の引退理由とは?無期限休養から復活までの経緯と瀬戸大也への思い。

スポーツ
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東京オリンピック2020にも出場された水泳選手の萩野公介さんが引退を発表されました。

 

これまでの経緯を整理していくと、萩野公介さんが大変な苦労をされてきたことが少しだけ見えてきたような気がします。

 

題して「萩野公介の引退理由とは?無期限休養からライバル瀬戸大也への思い。」として時系列に整理してみました。

 

萩野公介の引退理由とは?無期限休養から復活までの経緯

 

2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得した後、右ひじの手術や泳ぐモチベーションが維持できない苦悩を乗り越え、東京オリンピック2020に挑んだ荻野公介さん。

 

これまでの経緯を整理していくと、東京オリンピック2020を最後に引退することは決められていたように思います。

 

不調

 

荻野公介は2016年のリオデジャネイロオリンピックで、最も過酷な400メートル個人メドレーで世界の頂点に立ちました。

 

次は当然のように「東京オリンピックでの連覇」が目標となりファンの期待も高まっていましたが、オリンピック後の9月に古傷の右ひじを手術したことをきっかけに本来の泳ぎが出来なくなり、記録も落ちていってしまいました。

 

当時、「自分でも何が起こったのかわからなかった」とあるインタビューで語っています。

 

無期限休養

 

右肘手術の影響もあって不振が続き、2019年3月に「モチベーションを保つのがきびしくなった」と無期限休養を発表しています。

 

休養中に一旦水泳と距離を置いて、丸刈りにしドイツとギリシャを訪ね異文化に触れ、信頼できる多くの人に会い、「なぜ、自分は泳ぐのか」そして引き際についても考えていたといいます

 

東京オリンピック2020に向け

 

休養宣言から3カ月後の6月、荻野公介は悩みに悩んだ末に決心し、都内で行った会見の中で復帰を発表しました。

 

8月に行われた復帰後最初のレースでは、まだ思うように調子は上がらずその後も一進一退が続きます。

 

そのような状態が続いていた20年3月、東京オリンピックの1年延期が決定します。

 

東京オリンピックが延期になったことで、じっくりと水泳と向き合う時間が取れるようになり徐々に自分の水泳を取り戻していきます。

 

10、11月の国際リーグ(ブタペスト)では、400メートル個人メドレーで5戦5勝。

 

12月の日本選手権においては、個人メドレーで2冠を獲得し結果が出せるになっていきます。

 

恩師の言葉で吹っ切れた

 

地元栃木の恩師から「いつ引退してもいい。自分の水泳人生なんだから、引き際は自分で決めろ」と言われ、

「ようやく気持ちが吹っ切れた、周りの目を気にしすぎていた。見えを張るのにも疲れた。背伸びせず、自分のために泳ごうと思えるようになった」

と語っています。

 

また、東京オリンピックへの意気込みについてもこのように取材で答えていました。

 

「いい練習ができている。やるべきことや見直す点が多くて、『これから』という気持ち。前に進むことが楽しみ。進むべき道の先が東京オリンピックなので」

 

東京オリンピック2020出場

 

男子200メートル個人メドレー決勝、男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、萩野公介1分57秒49の6位、

瀬戸大也が1分56秒22の4位に入賞。

 

29日の準決勝後に号泣した萩野は「一番幸せなオリンピックだった。水泳を続けてきて、本当によかった」と再び涙しました。

 

ライバル瀬戸大也への思い

 

東京オリンピック2020で無冠に終わった瀬戸大也さんは24年パリ五輪までの現役続行の意志を示しました。

そんな良きライバルであった瀬戸大也さんに対して荻野公介さんは

「大也と一緒に泳げてそれ以上の幸せはない。このオリンピックが一番幸せだった」とインタビューで答えていました。

また、萩野公介さんの現役引退報道を受け、ライバルの瀬戸大也さんは自身のツイッターを更新。

「彼の背中をずっと追いかけて来たから今の自分がいる。自分にとって本当に偉大な存在だった。寂しいけどまだ自分には挑戦する事が沢山あるし同じ舞台の金メダルを取ってみたいから頑張る。最高の思い出をありがとう。お疲れ様!!」とコメント。

 

まとめ

 

オリンピックに出場されるようなアスリートのみなさんは、少なからず萩野公介さんと同じような一般人には想像もできない苦悩があり、それを乗り越えてきた結果メダルを獲得された方も多いかと思います。

 

アスリートが世界中の人に勇気と感動を与えるのも、そのような苦悩を乗り越えてきたからこそできることであると毎度ですが頭が下がりますね。

 

萩野公介さんには、ゆっくり休んで頂き次の新天地でご活躍されることを祈りたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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